中学生の「昼頃起床・夕方から活動できる」は起立性調節障害の典型的なサインかもしれません|仙台市宮城野区 つつじが岡整骨院
「うちの子は昼頃まで起きられず、夕方になるとやっと活動できるようになる」「朝は全くダメなのに夜は元気になる、これは怠けなのか」「中学生の子供のこの状態が心配」――こうした悩みをお持ちの仙台市内の保護者の方が非常に多くいらっしゃいます。
起立性調節障害の方は、午前中に調子が悪く、午後になると徐々に体調が回復してくるというパターンが典型的です。このため周囲から「怠けている」「やる気がない」と誤解されやすいのですが、自律神経の機能異常に基づく明確な病態です。今回はつつじが岡整骨院が、この「昼頃起床・夕方から活動できる」という時間帯パターンについて解説します。
大切なお願い:まず小児科・起立性調節障害の専門外来での診断を
この記事は診断を目的としたものではありません。まだ医療機関を受診していない場合は、必ず小児科(起立性調節障害を診療している医療機関)を受診してください。起立性調節障害の診断は「除外診断」が基本です。まず血液検査、心電図検査、超音波検査などで症状の原因となる他の病気(貧血、甲状腺疾患、心臓の病気など)がないかを調べることが重要です。
「昼頃起床・夕方から活動できる」というパターンが典型的である理由
症状は日内変動があるといわれており、午前中に強く午後になると徐々に軽減する傾向があります。また夕方から就寝前はむしろ活動的になる場合もあるといわれています。
夜に目がさえて寝られず、起床時刻が遅くなり、悪化すると昼夜逆転生活になることもあります。つまり「昼頃にようやく起きられて、夕方から活動できるようになる」という状態は、起立性調節障害においてしばしば見られる典型的な経過の一つと考えられます。
なぜ「怠け」ではないのか
この症状の日内変動は、自律神経の機能異常という体の仕組みに基づくものです。朝、体を起立させる(横になった状態から起き上がる)ときに必要な血圧・心拍の調整がうまく働かないため、脳への血流が不足しやすい状態になります。時間が経ち、日中の活動の中でこの調整機能が少しずつ働き始めることで、夕方にかけて症状が軽減していくと考えられています。
つまり本人の意志・気持ちの問題ではなく、自律神経が関わる体の機能的な問題であるという理解が、保護者の方にとっても、本人にとっても大切な第一歩になります。
起立性調節障害の4つのサブタイプ
起立性調節障害は血圧や心拍の変化様式で4つのサブタイプに分類されます。起立直後性低血圧(起立直後に激しい血圧低下があり、血圧がなかなか回復しない)、体位性頻脈症候群(起立による血圧低下はないが、心拍数が著しく増加する)、血管迷走神経性失神(起立中に突然血圧が低下し、意識を失う場合も)、遷延性起立性低血圧(起立直後ではなく、3〜4分以上経過してから血圧が低下する)の4種です。
この中で最も多いサブタイプは起立直後性低血圧で、ついで体位性頻脈症候群が多いとされています。これらの診断によっては治療薬の選択や対応が変わる可能性もあるため、医療機関でどのサブタイプに属するかをしっかりと判断してもらうことが重要です。
中学生という年代に多い理由
思春期の場合は学校生活に参加できないことによる不安や焦りも大きくなります。中学生は成長期にあたり、自律神経の発達・ホルモンバランスの変化が大きい時期です。この時期に起立性調節障害が発症しやすいことは、医学的にもよく知られています。
「朝起きられないこと」への焦りが、夜眠れない→さらに起床が遅くなるという悪循環につながることもあります。本人・保護者ともに、まず「体の機能の問題である」と理解することが、この悪循環を断ち切る一歩になります。
悪化のサインに注意してください
起立性調節障害が悪化すると自律神経の循環調節に影響がでてしまい、脳や上半身への血流低下が起こります。その結果、午前中だけだった症状が一日中続いたり、起き上がることが困難になったりと、日常生活を送ることさえ難しくなってしまいます。長期的な不登校等にもつながり、学校生活や社会復帰に大きな影響を与えてしまいます。そのため気になる症状が出た場合は早めに病院を受診し、適切な治療を行うことが大切です。
「昼頃起床・夕方から活動できる」状態がすでにある場合、これ以上悪化させないためにも、まだ受診していなければ早めに医療機関に相談することをおすすめします。
治療の基本的な流れ
薬物療法のみでは効果が少ないため、日常的なセルフケアや子どもの心理的なストレスを軽減する環境づくりも並行して行いながら、少しずつ治療していきます。医療機関では、セルフケアなどの非薬物療法と共に、血管を収縮させる薬や交感神経の機能を促す薬による薬物療法が行われることがあります。
ここからは整骨院の視点:体調管理という側面から
ここまでの内容は医療機関での診断・治療に関わる医学的な情報です。当院は起立性調節障害を診断・治療する施設ではありません。以前の記事でもお伝えした通り、自律神経の状態は、猫背・骨盤の歪みといった姿勢の崩れとも関連があると考えられています。医療機関での診断・治療を最優先としていただいた上で、日頃の姿勢・体調管理という側面から、ご家族と一緒に取り組めることがあればサポートさせていただきます。
昼頃起床・夕方活動パターンのチェックリスト
・午前中は起きられない、または強い不調があるが午後から徐々に回復する
・夕方から夜にかけてはむしろ元気になる
・夜なかなか寝付けず、起床時刻がどんどん遅くなっている
・立ちくらみ、頭痛、倦怠感などを伴う
・まだ小児科などの医療機関を受診していない
つつじが岡整骨院のアプローチ
当院は起立性調節障害を診断・治療する施設ではありません。小児科・起立性調節障害の専門外来での診断・治療を最優先とした上で、姿勢・自律神経という観点から、ご家族の体調管理のサポートに寄り添います。
ボキボキする矯正は行いません。体への負担が少ないやさしい施術ですので安心してご相談ください。
まとめ:「昼頃起床・夕方から活動できる」は自律神経の機能異常による典型的なパターンです
中学生の「昼頃にようやく起きられ、夕方から活動できるようになる」という状態は、起立性調節障害においてしばしば見られる典型的な日内変動のパターンです。これは怠けではなく、自律神経の機能に基づく体の問題です。気になる症状がある場合は、早めに小児科などの医療機関にご相談ください。
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