その腰痛、危険なサインかもしれません|腰痛診療ガイドラインの9つのレッドフラッグを解説|仙台市宮城野区 つつじが岡整骨院

「腰痛が長く続いているが、そのうち治るだろうと放置している」「いつもの腰痛と何か違う気がするが病院に行くべきか迷う」「どんな症状があれば危険なサインなのか知りたい」――こうした悩みをお持ちの仙台市内の方が非常に多くいらっしゃいます。

腰痛のうち85%はレントゲン写真やMRIを撮っても原因がわからない「非特異的腰痛」と呼ばれるものです。しかし、そのうち約5%には、見逃してはいけない重篤な疾患が隠されていると言われています。今回はつつじが岡整骨院が、日本整形外科学会・日本腰痛学会が定めた「腰痛のレッドフラッグ(危険信号)」について解説します。

レッドフラッグとは何か

レッドフラッグとは、医療において「見逃してはいけない疾患を示唆する徴候や症状」を意味する言葉です。腰痛診療ガイドライン2019(改定第2版)では、重篤な脊椎疾患(腫瘍、感染、骨折など)の合併を疑うべき9つの項目が示されています。

腰痛のレッドフラッグ9項目

以下の9項目が、腰痛診療ガイドラインで定められたレッドフラッグです。

①発症年齢が20歳未満または55歳(もしくは50歳)以上、②時間や活動性に関係のない腰痛、③胸部痛、④癌・ステロイド治療・HIV感染の既往、⑤栄養不良、⑥体重減少、⑦広範囲に及ぶ神経症状(下肢の筋力低下や膀胱直腸障害)、⑧構築性脊柱変形、⑨発熱。

それぞれのサインが示す病気について

①の若年・高齢での発症は、若年層では感染・腫瘍、高齢者では脊椎圧迫骨折などの可能性が考えられます。転倒などの外傷歴、ステロイドによる治療中である場合も、脊椎圧迫骨折の恐れがあるとされています。

②の時間や活動性に関係のない腰痛(安静にしていても軽減しない痛み)は、一般的な筋肉・骨格由来の腰痛とは異なる性質を示唆します。安静時の痛みは、尿路系・婦人科系疾患などが背景にある可能性も指摘されています。

③の胸部痛を伴う突発する激しい痛みは、解離性大動脈瘤という、命に関わる緊急性の高い病気のサインである可能性があります。

④⑤⑥のがんの既往・栄養不良・体重減少は、脊椎腫瘍(脊椎転移)の可能性を示唆します。脊椎腫瘍は、背骨そのものから発生する原発性脊椎腫瘍と、他の臓器のがんが血液やリンパによって背骨に転移する転移性脊椎腫瘍の2種類に分けられます。実際に、耐え難い腰痛が長期間持続していたにもかかわらず医療機関を受診されていない中に、転移性骨腫瘍だったケースも報告されています。

⑦の広範囲に及ぶ神経症状(下肢の筋力低下・膀胱直腸障害)は、以前の記事でもお伝えした馬尾症候群など、緊急性の高い神経の圧迫を示唆する重要なサインです。

⑨の発熱は、化膿性脊椎炎など、脊椎の感染症の可能性を示唆します。

なぜこれらのサインを知っておくことが大切なのか

一般的なぎっくり腰や軽度の腰痛ならそれで安心できますし、もし重大な病気が隠れていたとしても、早期発見・早期治療が重症化を防ぎます。「腰痛はそのうち治るもの」という認識が広く一般的である一方で、ごくまれにこうした重篤な疾患が背景にあることを知っておくことは、いざという時に適切な判断をするために非常に重要です。

整骨院・整体院では改善できない領域があるという正直な説明

特異的腰痛(レッドフラッグに該当する腰痛)は、ひどい感染症や悪性腫瘍などによって、明らかに体の問題が出ている状態のため、施術者が徒手療法で改善することは残念ながらできません。レッドフラッグに当てはまる項目があれば、できるだけ早めに専門機関へ来院し、画像撮影などの詳しい検査をすることが非常に大切です。

この点は、整骨院として正直にお伝えしなければならない重要な事実です。骨盤矯正・マッサージといった施術は、あくまで筋肉・骨格由来の非特異的腰痛に対するアプローチであり、レッドフラッグに該当する腰痛には対応できません。

長期間受診していない方への注意喚起

長期にわたって腰痛が生じていて一度も整形外科を受診していない方は、ぜひ一度整形外科を受診することをおすすめします。以前の記事でもお伝えした通り、痛みが慢性化していると「いつものこと」として軽視してしまいがちですが、レッドフラッグに該当する症状がないか、一度立ち止まって確認することが大切です。

外科的治療後のケアについて

交通事故や高所からの落下などで骨折し、外科的介入を行った後でも、関節の可動域低下・痛みの継続・しびれの継続・筋力低下・姿勢が歪んだままといった状態が残っていれば、これらは整骨院が得意とする分野になります。レッドフラッグに該当する急性期の治療は医療機関で行い、その後の機能回復・姿勢のケアという段階では、整骨院がお役に立てる場合があります。

レッドフラッグチェックリスト

以下の項目に一つでも当てはまる場合は、整骨院でのケアの前に、まず医療機関を受診してください。

・20歳未満、または55歳以上での発症
・安静にしていても痛みが軽減しない
・胸部痛を伴う突発する激しい痛み
・がん・ステロイド治療・HIV感染の既往がある
・原因不明の栄養不良・体重減少がある
・下肢の広範囲の筋力低下、排尿排便の異常がある
・発熱を伴う
・1か月以上痛みが続いている
・長期間、一度も整形外科を受診していない

つつじが岡整骨院のアプローチ

当院はレッドフラッグに該当する重篤な疾患を診断・治療する施設ではありません。レッドフラッグに該当する症状がある場合は、まず整形外科・内科など医療機関の受診を最優先にご案内します。

ボキボキする矯正は行いません。体への負担が少ないやさしい施術ですので安心してご来院ください。医療機関での診断後、骨盤・姿勢由来の腰痛に対して、根本原因にアプローチする骨盤矯正でサポートいたします。

まとめ:腰痛の多くは心配のいらないものですが、9つのレッドフラッグは覚えておいてください

腰痛の85%は非特異的腰痛であり、多くは自己管理・保存療法で改善が見込めます。しかし、腰痛診療ガイドラインが示す9つのレッドフラッグに該当する症状がある場合は、まれに重篤な疾患が隠れている可能性があるため、迷わず医療機関を受診してください。

つつじが岡整骨院は榴ヶ岡駅から徒歩5分・夜21時まで受付しています。

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