後頭部の頭痛は「頸椎2番目」が関係しています|大後頭神経痛のメカニズムを解説|仙台市宮城野区 つつじが岡整骨院
「後頭部にズキンとした痛みが繰り返し出る」「頭皮に触れるだけで痛みを感じる」「後頭部の痛みが第二頸椎と関係すると聞いたが詳しく知りたい」――こうした悩みをお持ちの仙台市内の方が非常に多くいらっしゃいます。
頚椎の第2頚脊髄神経の枝である大後頭神経は後頚部の筋肉の間を走行して僧帽筋を貫いて後頭部に分布します。今回はつつじが岡整骨院が、後頭部の痛みと頸椎2番目(第二頸椎)の関係について解説します。
まず確認:緊急性の高い症状にご注意ください
椎骨動脈解離は首を通る重要な血管(椎骨動脈)の壁が裂ける病気で、後頭部に突然激しい頭痛が起こるため後頭神経痛と似ています。MRIでの鑑別が必要で、めまい、手足のしびれ、ろれつが回らない、複視(物が二重に見える)、意識障害などの症状がある場合は、すぐに救急外来を受診してください。この記事は、そうした緊急性の高い症状がない、慢性的に繰り返す後頭部の痛みについて解説するものです。
大後頭神経は「頸椎2番目」から出ている
後頭神経痛は神経痛の一種で、大後頭神経、小後頭神経、第3後頭神経が支配する領域の頭皮部分に生じます。大後頭神経領域が最も頻度が高いとされています。
大後頭神経は首の骨から出て、頭の後ろから頭のてっぺんまでの感覚を担当します。より詳しく言うと、大後頭神経(greater occipital nerve)はC2(第二頸椎)由来の神経で、半棘筋、僧帽筋を貫通して後頭部に分布しています。つまり、後頭部の痛みという症状の出発点が、頸椎の中でも「2番目」の骨のところにあるという、体の構造的なつながりがあるのです。
なぜ第二頸椎まわりの筋肉が神経を圧迫するのか
大後頭神経が僧帽筋・半棘筋という筋肉を貫通するという構造上、その部位が解剖学的に慢性的な絞扼(締め付け)を受ける可能性があると考えられています。これらは、後頭部にある後頭神経が、周囲の頸部筋肉の緊張により圧迫を受けることが原因とされています。筋肉の緊張は、頸部の姿勢不良や同じ姿勢を長時間続けること、精神的ストレスなどで引き起こされます。
以前の記事でもお伝えした通り、猫背・ストレートネックによって首まわりの筋肉(僧帽筋・後頭下筋群など)が慢性的に緊張していると、この大後頭神経への圧迫が起こりやすくなると考えられます。第二頸椎という骨そのものよりも、その周囲を通る筋肉の状態が、痛みの発生に深く関わっているのです。
首の動きが痛みを誘発する仕組み
頸部回旋は軸椎(第二頸椎)、環椎(第一頸椎)を動かすため疼痛を誘発する可能性があり、また頸部屈曲も大後頭神経を伸展させることで疼痛を誘発する可能性があります。つまり、首を回す・下を向くといった日常的な動作が、この神経に負担をかけ、痛みを誘発する引き金になり得るということです。
以前の記事でもお伝えした、首の左右回旋の可動域に差がある方、うつむき姿勢が続くデスクワーカーの方は、こうした動作の中で大後頭神経への負担が蓄積しやすい可能性があります。
大後頭神経痛の特徴
発作は数秒から数分間持続し、ズキンとするような、刺すような鋭い痛みが特徴です。頭皮や頭髪を触ることで異常感覚が誘発される、障害神経上に圧痛点があるといった特徴もあります。大後頭神経のトリガーポイントは頭の後ろの出っ張りから指3本分外側にあるとされています。
大後頭神経三叉神経症候群という現象
第2頚脊髄神経と、眼の周りや額に分布している三叉神経第1枝は知覚が連動しており、第2頚脊髄神経や後頭神経が原因の痛みが目の奥や前頭部に関連痛として現れることがあります。後頭部の痛みに、目の疲れや眩しさなどの眼症状、眼周囲や額の痛みが加わることを、大後頭神経三叉神経症候群と言います。
以前の記事でもお伝えした関連痛の考え方とも重なりますが、後頭部という「痛い場所」が、頸椎2番目という「原因の場所」だけでなく、さらに目の奥・前頭部という離れた場所にまで症状を波及させることがあるという、非常に興味深い現象です。
緊張型頭痛との関係
緊張型頭痛は数時間から数日続く重い痛みで、後頭神経痛とは異なるものの、両者が同時に生じることも少なくありません。以前の記事でもお伝えした通り、首こりによる緊張型頭痛と、この大後頭神経痛は、どちらも首まわりの筋肉の緊張が関わっているという共通点があり、併発することもあるとされています。
骨盤・姿勢との関係
以前の記事でもお伝えした通り、猫背・ストレートネックの根本には骨盤の後傾があります。骨盤という体の土台を整えることは、大後頭神経が通過する僧帽筋・半棘筋・後頭下筋群といった首まわりの筋肉への慢性的な負担を軽減する一つのアプローチになり得ます。
後頭部の痛み×頸椎2番目チェックリスト
・後頭部にズキンとした鋭い痛みが繰り返し出る
・頭皮や頭髪に触れると痛みを感じる
・首を回す・下を向くと痛みが誘発される
・後頭部の痛みと一緒に目の奥・前頭部の痛みもある
・めまい・しびれ・ろれつが回らないなどの症状はない(ある場合はすぐ救急外来へ)
つつじが岡整骨院のアプローチ
ボキボキする矯正は行いません。体への負担が少ないやさしい施術ですので安心してご来院ください。
椎骨動脈解離など緊急性の高い症状がないことを確認した上で、骨盤矯正で猫背・ストレートネックという首まわりの筋肉への負担の根本原因を整えます。生活に支障があるほどの痛みの場合は、脳神経内科・脳神経外科への受診もあわせてご検討ください。
まとめ:後頭部の頭痛は「頸椎2番目」から出る神経が関わっています
後頭部の痛みは、頸椎2番目(第二頸椎)から出る大後頭神経が、周囲の筋肉の緊張によって圧迫されることで起こると考えられています。首の姿勢・動作がこの神経に影響を与えるため、猫背・ストレートネックという姿勢の崩れへのケアが、根本的な対策につながります。
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