不眠は腰痛の原因になる|研究データが示す「睡眠が先」という関係を解説|仙台市宮城野区 つつじが岡整骨院

「腰痛のせいで眠れないと思っていたが逆かもしれない」「不眠と腰痛、どちらが先に起きるものなのか知りたい」「睡眠を改善すれば腰痛も良くなるのか気になる」――こうした悩みをお持ちの仙台市内の方が非常に多くいらっしゃいます。

健康な人における不眠症は、腰痛発症のリスク因子である可能性が報告されています。今回はつつじが岡整骨院が、睡眠の質と腰痛の関係について、研究データをもとに解説します。

「腰痛が先か、不眠が先か」という長年の疑問

腰痛は成人における最も頻度の高い疼痛性障害の1つで、不眠症を伴うことが多いとされていますが、腰痛が不眠症に先行するのか、それとも不眠症が腰痛に先行するのか、長らく明らかではありませんでした。この疑問に答えるため、イスラエル・ハイファ大学の研究チームが、2,131例を対象に、3.7年間にわたる縦断的な追跡調査を行いました。

研究結果:不眠が先に腰痛を引き起こす

結果として、不眠症状の増大が認められた人は、その後腰痛を有するリスクが1.40倍高かったことが示されました。一方で、腰痛が不眠症の発症増大を予測するといった逆の相関性の裏付けは見つからなかったとされています。

つまりこの研究では、「腰痛のせいで眠れなくなる」という一般的なイメージとは逆に、「よく眠れていないことが、後の腰痛発症のリスクを高める」という関係性が示されたのです。

別の研究でも支持される関連性

東日本大震災の被災地における3年間の縦断研究でも、不眠は腰痛に関与し、その関連は不眠の期間が長いほど、また頻度が高いほど強かったと報告されています。この研究では、腰痛の予防や治療のため、不眠に目を向けるべきであると結論づけられています。複数の研究で、睡眠の状態と腰痛の関係性が支持されているといえます。

睡眠不足が腰痛を悪化させる3つのメカニズム

睡眠不足の主な影響として「ストレス」「脳の不具合」「腰自体の不具合」の3つが考えられています。睡眠不足によって身体的・精神的にストレスがかかることで、腰痛が悪化しやすくなると考えられています。

以前の記事でもお伝えした通り、慢性的な痛みは交感神経を優位にし続け、血流低下・痛みの悪循環を引き起こします。睡眠不足によるストレス増加は、この交感神経優位の状態をさらに助長し、腰まわりの筋肉の緊張・血流悪化につながると考えられます。

日本人特有の睡眠不足という背景

世界と比較して日本人は圧倒的に睡眠時間が短いと言われており、しかも日本の平均睡眠時間は調査ごとに短くなっています。2018年のOECDの国際調査では、日本人の平均睡眠時間は7時間22分でしたが、アメリカの平均睡眠時間は8時間45分、中国に至っては9時間以上とされています。日本人の4〜5人に1人が悩んでいるのが腰痛であることを考えると、この睡眠不足という国民的な傾向が、腰痛の多さと無関係ではない可能性が考えられます。

「腰痛による不眠」も実際に起こり得ること

一方で、腰痛により睡眠欲の低下を引き起こす可能性もあります。「腰痛が生じて寝つけない」「何度も目が覚めてしまう」「朝、目が覚めると腰痛が悪化している」というように、辛い思いを抱えている方もいらっしゃいます。以前の記事でもお伝えした通り、朝起きた直後は椎間板が水分を吸収して張った状態にあるため、睡眠の質が低い状態が続くと、この朝の腰痛がさらに強く感じられやすくなると考えられます。

つまり、不眠が腰痛の発症リスクを高める一方で、実際に腰痛が生じた後は、その痛みが不眠を招くこともあり、双方向の悪循環に陥りやすい関係にあると考えられます。

こんな症状がある場合は医療機関へ

腰痛がひどくなり、食欲もなく、食事もままならない、体重減少したといった場合、十二指腸潰瘍や胆嚢炎のほか、膵臓癌や心筋梗塞、大動脈解離といった命の危険に関わる病気も原因として考えられます。腰痛だからといって放置せず、早期に病院を受診するようにしましょう。

骨盤・姿勢との関係

以前の記事でもお伝えした通り、骨盤の歪みによる腰椎への慢性的な偏荷重は、睡眠の質という追加の要因が重なることで、より腰痛として現れやすくなると考えられます。骨盤という土台を整えることは、睡眠と腰痛の悪循環を断ち切る一つのアプローチになり得ます。

睡眠と腰痛チェックリスト

・寝つきが悪い、何度も目が覚めるといった不眠の自覚があるか
・睡眠時間が7時間を大きく下回っていないか
・腰痛のせいで眠れないと感じているか
・骨盤の歪みや姿勢の悪さが気になるか
・体重減少・強い倦怠感を伴う腰痛はないか(ある場合はすぐ医療機関へ)

つつじが岡整骨院のアプローチ

ボキボキする矯正は行いません。体への負担が少ないやさしい施術ですので安心してご来院ください。

骨盤矯正で腰痛の根本原因にアプローチしながら、日常生活のアドバイスとして、睡眠の質を高める工夫もお伝えします。

まとめ:不眠は腰痛の「原因」になり得るという視点を持ちましょう

研究データによると、不眠は腰痛発症のリスクを1.40倍高める一方、腰痛が不眠を引き起こすという逆方向のエビデンスは見つかっていません。「腰が痛いから眠れない」だけでなく、「眠れていないから腰が痛くなる」という視点も持ち、睡眠の質を見直すことが、腰痛予防の新しい一歩になるかもしれません。

つつじが岡整骨院は榴ヶ岡駅から徒歩5分・夜21時まで受付しています。

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