】肘の痛み(テニス肘・ゴルフ肘)とアームラインの関係|前腕から肩甲骨まで続く負担の連鎖を解説
「テニスはしていないのに肘の外側が痛む」「パソコン作業が多いだけなのになぜ肘が痛くなるの?」「物を持ち上げると肘にピリッとした痛みが走る」――こうした悩みをお持ちの仙台市内の方が非常に多くいらっしゃいます。
近年はパソコンやスマートフォンの普及で手を使う作業が増え、スポーツ以外の日常生活が原因となって起こります。今回はつつじが岡整骨院が、テニス肘・ゴルフ肘とアームラインという筋膜のつながりの関係を解説します。
まず確認:整形外科での診断を最優先に
進行すると、物を持てないほど痛みが強くなるケースも見られます。適切な治療をせずに重症化すると、コップを持ち上げることも難しくなるなど、日常生活に多大な影響を及ぼします。強い痛みが続く場合・安静時にも痛みがある場合は整形外科を受診してください。
テニス肘・ゴルフ肘とは何か
テニス肘とは、上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)とも呼ばれ、肘の外側(親指側)に痛みを生じる疾患で、50〜60歳代によくみられます。必ずしもテニスとは関係なく、手首や肘や前腕の筋肉を繰り返し使う作業、日常生活動作で発症するケースも多くあります。
ゴルフ肘とは、上腕骨内側上顆炎とも呼ばれ、肘の内側(小指側)に痛みを生じる疾患で、テニス肘の反対のイメージの疾患です。ゴルフとは必ずしも関係なく、テニス肘と同様に手首や肘に負担がかかるスポーツや仕事、加齢による肘関節内側の屈筋腱の変性も一因と考えられています。
外側型(テニス肘)は前腕伸筋群の付着部症で、内側型(ゴルフ肘)は前腕屈筋群の腱付着部症です。この前腕屈筋群、伸筋群は手首や指の動きに非常に関係があります。つまり、痛みがあるのは肘ですが、手首や指の使い過ぎがテニス肘の原因となるのです。
前腕伸筋群とバックアームラインの関係
以前の記事でも解説したバックアームラインは、僧帽筋→三角筋→上腕三頭筋→前腕伸筋群→手指という連続した筋膜のラインです。テニス肘の原因となる前腕伸筋群は、このバックアームラインの下流に位置しています。
肘から手にかけての「前腕」の中で、指を伸ばしたり手首を曲げる働きを持つ筋肉である「伸筋群」への過度な負担が原因で、「橈側手根伸筋」が骨についている部分に、微小な断裂を起こし、治りきらない状態でスポーツや仕事、家事など繰り返す作業が続くことによって炎症が起こり症状が発症します。
つまりテニス肘は肘という一点の問題ではなく、バックアームライン全体の張力が肘に集中して現れている状態と考えられます。首・肩まわりの慢性的な緊張がラインの上流にあると、下流にある前腕・肘への負担がさらに増大する可能性があります。
なぜ全身からのアプローチが重要なのか
複雑な骨盤・体幹・肩・腕・手首の連動運動によって起こる障害に対して、骨盤についている体の中核となるインナーマッスルを鍛え、猫背と言われる肩の内巻きを矯正する「猫背矯正」を行いテニス肘に対して全身的・根本的なアプローチを行うという考え方があります。
猫背・巻き肩が定着すると、肩甲骨が外側に開いて前方に押し出されます。これがバックアームライン全体の張力を増大させ、その末端である肘への負担を高めることにつながると考えられます。局所(肘)だけでなく、骨盤・肩甲骨という土台からのアプローチが重要な理由がここにあります。
テニス肘・ゴルフ肘になりやすい方の特徴
家事などで手首をよく使う主婦の方やパソコンをよく使うデスクワークの方、重い荷物を持って運ぶ仕事の方にも発症する疾患です。40代、50代が多いといわれています。若年層でも発症する場合もあるので注意が必要です。重い物を運ぶ方や、乳幼児を抱きかかえる方でもテニス肘になる可能性があります。
肘の痛みチェックリスト
- ドアノブを捻る、タオルを絞る動作で肘に痛みが出る
- テニス・ゴルフをしていないのに肘が痛む
- パソコン・スマホの使用時間が長い
- 猫背・巻き肩が気になる
- 慢性的な肩こり・首こりがある
日常でできるセルフケア
**前腕伸筋群のストレッチ(毎日)**として、腕を前に伸ばし手のひらを下に向けて、反対の手で手の甲を持ち、手首をゆっくり手前に曲げます。痛みのない範囲で15〜20秒キープします。
**肩甲骨まわし(毎日)**として、両手の指先を肩に乗せて肘で大きな円を描くように前後各10回ゆっくり回します。バックアームライン全体の緊張を和らげます。
手首・肘に負担をかける動作を減らすこととして、重い物を持つ際は手首だけでなく体全体を使う、パソコン作業では手首を反らせすぎないなど、日常動作を見直しましょう。
**骨盤リセット(毎晩)**として、仰向けで膝を立てて膝倒しを左右10回繰り返します。猫背・巻き肩の根本にある骨盤の歪みにアプローチします。
つつじが岡整骨院のアプローチ
ボキボキする矯正は行いません。 体への負担が少ないやさしい施術ですので安心してご来院ください。
整形外科での診断を最優先とした上で、骨盤矯正で猫背・巻き肩の根本原因を整えます。バックアームラインへのやさしいアプローチで前腕から肩まで続く筋膜の張力を緩和します。
まとめ:肘の痛みは「肘だけ」でなくバックアームライン全体から理解できます
テニス肘・ゴルフ肘は手首・前腕の使いすぎだけでなく、バックアームライン全体の張力、そして猫背・骨盤の歪みという体の土台が関わっている可能性があります。整形外科での診断を受けた上で、全身からのケアも検討してみてください。
つつじが岡整骨院は榴ヶ岡駅から徒歩5分・夜21時まで受付しています。


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