あぐらで膝が浮くのは骨盤後傾のサイン|内転筋・大殿筋の硬さと骨格の限界を解説|仙台市宮城野区 つつじが岡整骨院
「あぐらをかこうとすると膝が浮いてしまう」「昔はもっと楽にあぐらがかけた気がする」「ストレッチをしても改善しない場合はどうすればいいのか知りたい」――こうした悩みをお持ちの仙台市内の方が非常に多くいらっしゃいます。
股関節周りの筋肉が硬くなると骨盤の傾きを引き起こす原因にもなります。あぐらが苦手だという方は骨盤が後ろに倒れている(骨盤後傾)傾向があるのはそのためです。今回はつつじが岡整骨院が、あぐらで膝が浮く原因を、骨盤・股関節という視点から解説します。
あぐらに必要な2つの筋肉:内転筋群と大殿筋
あぐらを組む際に主に伸びている股関節周りの筋肉は、内ももに存在する「内転筋群」、お尻の「大殿筋」です。これらの筋肉が硬く緊張していると、股関節の動きが制限され、あぐらをつらく感じさせる原因となります。つまりこれら筋肉の硬さや緊張を取り除くことが、あぐらをラクにする上で大切なカギとなります。
「膝が浮く」ことと「骨盤後傾」の直接的な関係
骨盤が後傾していると、あぐらをかいたとき、背中が丸まり膝が上に上がりやすくなってしまいます。以前の記事でもお伝えした通り、骨盤後傾は猫背・反り腰など様々な姿勢の崩れの根本にありますが、あぐらで膝が浮くという現象も、この骨盤後傾の一つの現れだと考えられます。骨盤を立てる感覚をつかむことが、あぐらに対する苦手意識を減らす鍵になります。
長時間の椅子生活が股関節を硬くする仕組み
椅子に座った姿勢は、股関節を屈曲させた状態を長時間維持することになります。この状態が続くと、股関節周りの神経や筋肉が長時間圧迫され、血行が悪化して筋肉が固くなる場合があります。以前の記事でもお伝えした通り、デスクワーク中心の生活は、座位という姿勢を通じて、股関節まわりの柔軟性を奪っていくと考えられます。
見落とされがちな要因:足を組む癖との関連
足組姿勢を続け、骨盤・股関節をはじめとする骨格の歪みが「歪み癖」として身体に定着すると、股関節や骨盤周りの筋肉が緊張し、硬直につながります。その状態のままあぐらをかいていると、固くなった骨盤や股関節の可動を超えて動かしてしまい、痛みが出やすくなります。以前の記事でもお伝えした足を組む癖が、あぐらのしにくさにもつながっているという点は、日常の癖同士がつながっているという興味深い視点です。
ストレッチでは改善しにくいケースもある:骨格的な要因
ここで知っておいていただきたい重要な視点があります。股関節の動きにくさには、筋肉などの軟部組織の硬さだけでなく、骨の形の問題も関わっていることがあります。太ももの骨(大腿骨)の先端は、もともと前から見ると少しくの字に曲がっており、上から見ると前にねじれて骨盤とくっついています。この前へのねじれは通常約10〜15度ですが、このねじれが通常よりも強い方(15度を超える場合、前捻股と呼ばれます)が股関節をひらこうとすると、骨同士がぶつかりやすくなります。
つまり、あぐらがかけない原因が、筋肉の硬さという「軟部組織の問題」だけでなく、生まれ持った骨の形という「骨格の問題」による場合もあるということです。この場合、ストレッチだけで完全に改善することは難しいとされています。ただし、軟部組織の硬さも合わさっている場合は、その部分をほぐすことで、多少の改善が期待できる可能性もあります。
セルフストレッチ①:座った状態での股関節ストレッチ
座った状態で片方の足を反対の足に組むように置きます。この時点で股関節が硬かったり、筋肉が張っている感じがしたら、この状態で10秒程度キープするだけでも十分です。さらにストレッチを効かせたい場合は、背筋を伸ばしたまま身体を前に倒していきましょう。お尻が伸ばされている感覚を味わえるはずです。無理して行わずにゆっくり深呼吸しながら行い、10〜20秒程度キープしましょう。
以前の記事でもご紹介したこのストレッチは、内転筋・大殿筋・梨状筋など、あぐらに関わる複数の筋肉に同時にアプローチできる有効な方法です。
日常生活での工夫
長時間同じ姿勢を続けることは股関節まわりの筋肉を硬くする原因になります。定期的に椅子から立ち上がって軽くストレッチをする、その前後に軽く体を動かす時間を作るだけでも股関節への負担が変わってきます。
どうしても床に座る必要があるときの工夫
座敷でどうしても床に座る必要があるときは、座布団を2枚重ねてお尻の位置を高くすることで、股関節への負担を軽減できます。以前の記事でもお伝えした床座りの工夫と同様に、お尻の位置を高くすることで、骨盤が後傾しにくい姿勢を作ることができます。
「あぐらがかけない」を放置しないことの大切さ
あぐらがかけない状態を「年だから仕方ない」と放置してしまうと、股関節の動きがさらに制限されていく可能性があります。股関節の動きが悪くなると、歩き方が不自然になり、膝や腰にも余分な負担がかかるようになります。「あぐらがかけない」という症状は、体が発しているサインとして捉えることが大切です。
骨盤矯正が根本的なアプローチになる理由
以前の記事でもお伝えした通り、骨盤後傾によってあぐらで膝が浮くという現象が起きているのであれば、骨盤という体の土台そのものを整えることが、根本的なアプローチになると考えられます。骨格的な要因(前捻股)がある場合、あぐらそのものを完全に楽にすることは難しいこともありますが、骨盤を整えることで、股関節まわりの筋肉への負担を軽減し、日常生活における股関節の使いやすさをサポートすることは可能だと考えられます。
あぐらチェックリスト
・あぐらをかくと膝が浮いてしまうか
・背中が丸まりやすいか(骨盤後傾のサイン)
・長時間のデスクワーク・座り仕事が多いか
・足を組む癖もあるか
・痛みを感じる場合は無理に行っていないか
つつじが岡整骨院のアプローチ
ボキボキする矯正は行いません。体への負担が少ないやさしい施術ですので安心してご来院ください。
丁寧な姿勢分析で骨盤・股関節の状態を確認した上で、骨盤矯正であぐらのしにくさの背景にある骨盤後傾にアプローチします。
まとめ:あぐらで膝が浮くのは「骨盤後傾」のサインかもしれません
あぐらをかいたときに膝が浮くのは、内転筋・大殿筋の硬さに加えて、骨盤後傾という姿勢の崩れが関わっている可能性があります。まれに骨格的な要因(前捻股)が関わっていることもあるため、無理なストレッチは避け、骨盤という土台を整えることから始めてみてください。
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