四十肩・五十肩、なぜ夜になると痛みが強まるのか|夜間痛のメカニズムと眠るときの工夫を解説|仙台市宮城野区 つつじが岡整骨院
「昼間はそれほどでもないのに、夜になると肩がズキズキと痛む」「寝返りを打った瞬間に痛みで目が覚めてしまう」「特に何もしていないのに、なぜ寝ている時だけ痛みが強くなるのか不思議だ」――こうした悩みをお持ちの仙台市内の方が非常に多くいらっしゃいます。
四十肩・五十肩になると、就寝時にも痛みが出る「夜間痛」が出やすくなります。今回はつつじが岡整骨院が、なぜ夜に痛みが強まるのか、そのメカニズムと、眠るときに気をつけたいポイントを解説します。
夜間痛とは何か
肩が痛くて夜に眠れなくなるのは、五十肩や四十肩による「夜間痛」が原因です。日中は比較的軽かった痛みが、夜になると突然強まり、睡眠を妨げるほどの痛みとなって現れることもあります。動いても痛いし、何もしなくても痛い、夜寝る時に痛みがあり寝つけない、痛みで目が覚めるといった状態が、四十肩・五十肩の急性期に特徴的に見られます。
なぜ夜に痛みが強まるのか:炎症による血行悪化
五十肩や四十肩の急性期には、肩関節の中に強い炎症が起こり、組織が腫れたり硬くなったりしています。この組織の腫れやこわばりによって、肩の筋肉への血行が悪くなり、強く重苦しい痛みが出現するのが夜間痛であると考えられています。これは理学療法学の学術研究でも報告されている知見です。
日中は活動によって体が動いているため、血流もある程度保たれています。しかし夜、体を横たえて静止した状態が続くと、この炎症による腫れ・こわばりの影響で血流がさらに滞りやすくなり、痛みとして強く自覚されやすくなると考えられます。
どのような姿勢で負担がかかりやすいのか
痛みをともなう側の肩を下にすると、痛みが強く出るというのが特徴的な症状です。中には無意識に寝返りを打った際、痛みが出て驚く人がいるかもしれません。横向きに寝て、症状のある肩の上に体重が直接乗る姿勢は、肩関節への圧迫が強まり、負担が大きくなりやすいと考えられます。
また、仰向けで寝る際も、腕の位置・肩甲骨の角度によっては、肩関節に負担がかかることがあります。体を横たえるという姿勢そのものが、立っている・座っているときとは異なる形で、肩関節周囲の組織に圧力をかけることになると考えられます。
夜間痛が生活に及ぼす影響
夜間痛によって夜に何度も目が覚める生活が続き、気分の落ち込みや強いストレスを感じる方も少なくありません。中には慢性的な睡眠不足に陥り、日常生活へ支障が出てしまう方もいます。以前の記事でもお伝えした通り、睡眠の質の低下は自律神経のバランスにも影響を及ぼす可能性があり、夜間痛による睡眠不足が、日中の体調・気分にまで波及することも考えられます。
眠るときに気をつけたいポイント①:痛い方を上にする
痛い方の肩を下にすると痛みが出る人がほとんどです。ですから、寝返りで痛い方が下にならないように、周りにクッションなどをたくさん置いて、寝返りを制限する方法があります。意識的に、症状のない側を下にして眠ることを心がけましょう。
眠るときに気をつけたいポイント②:抱き枕を活用する
抱き枕を抱えることで、肩への負担を軽減できます。抱き枕を胸の前に抱えることで、症状のある腕が自然と支えられ、肩関節の位置が安定しやすくなると考えられます。腕の重さそのものを、抱き枕に預けるようなイメージで活用してみましょう。
眠るときに気をつけたいポイント③:上半身を少し起こして寝る
背中にクッションなどを挟んで、上半身を少し起こした状態で寝てみることもおすすめです。完全に横になるよりも、上半身をやや起こした姿勢の方が、肩関節への圧迫が軽減されやすいと考えられます。リクライニング機能のある椅子・ソファを一時的に活用することも一つの方法です。
眠るときに気をつけたいポイント④:肩まわりを温める
夜間痛がつらい場合、なるべく「楽な姿勢」で眠ることが安眠のコツとされています。就寝前に肩甲骨や肩・首の筋肉を温めることも、血行を促し、夜間痛の緩和につながる可能性があります。以前の記事でもお伝えした通り、就寝前の入浴・蒸しタオルでの保温は、血流を促すセルフケアとして有効です。ただし、急性期で強い炎症・熱感がある場合は、温めることでかえって症状が悪化することもあるため、痛みの状態に応じて判断することが大切です。
寝具の見直しという視点
ちょっとした工夫で就寝時の肩関節にかかる負担を減らすことができ、夜間痛の緩和と質の良い睡眠がとれるようになるとされています。以前の記事でもお伝えした枕の高さの調整、マットレスの硬さの見直しも、四十肩・五十肩による夜間痛の時期には、あわせて検討する価値があると考えられます。
自己流のケアで改善しない場合
夜間痛がつらい場合、寝姿勢の工夫・就寝前の温めなどのセルフケアで軽減できることもありますが、それでも眠れないほど痛む場合は、炎症を直接抑える治療など、医療機関での専門的な対応が有力な選択肢になります。セルフケアを試しても夜間痛が改善しない、あるいは悪化している場合は、自己判断で我慢を続けず、整形外科に相談することをおすすめします。
骨盤・姿勢との関係
以前の記事でもお伝えした通り、猫背・巻き肩といった日中の姿勢の崩れは、肩関節周囲の組織への負担を助長する要因の一つと考えられます。骨盤という体の土台を整えることは、四十肩・五十肩の夜間痛そのものの治療ではありませんが、日中の肩への負担を軽減し、夜間の症状緩和をサポートする一つの視点になり得ます。
夜間痛対策チェックリスト
・痛い方の肩を下にしないよう、クッションなどで工夫しているか
・抱き枕を活用しているか
・上半身を少し起こして寝ることを試したか
・急性期の熱感の有無に応じて温める・冷やすを判断しているか
・セルフケアを試しても改善しない場合は医療機関に相談したか
つつじが岡整骨院のアプローチ
当院は四十肩・五十肩を診断・治療する施設ではありません。整形外科での診断・治療を最優先とした上で、骨盤矯正・姿勢という観点から、日中の肩への負担軽減をサポートいたします。
ボキボキする矯正は行いません。体への負担が少ないやさしい施術ですので安心してご相談ください。
まとめ:夜間痛は「炎症による血行悪化」から起こり、寝る姿勢の工夫で軽減できることがあります
四十肩・五十肩の夜間痛は、肩関節内の炎症による組織の腫れ・血行悪化が関わっていると考えられています。痛い方を上にする、抱き枕を使う、上半身を少し起こすといった寝る姿勢の工夫で、負担を軽減できる可能性があります。それでも眠れないほどつらい場合は、無理をせず医療機関に相談してください。
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