「この痛みはいつまで続くの?」四十肩・五十肩の一般的な経過を時期別に解説|仙台市宮城野区 つつじが岡整骨院
「この痛み、一体いつまで続くのだろう」「今は全く動かない肩だけど、本当に元通りになるのだろうか」――四十肩・五十肩と診断された方の多くが、こうした不安を抱えていらっしゃいます。今回はつつじが岡整骨院が、こうした疑問に答える形で、四十肩・五十肩の一般的な経過を時期別に解説します。
まず知っていただきたい結論:多くの場合、改善していきます
早期段階で適切な治療を行えば、四十肩・五十肩のほとんどは完治します。まず大前提として、この病気は「治らないもの」ではなく、適切な対応によって多くの方が回復していく経過をたどります。ただし、その道のりには段階があり、それぞれの時期によって症状の現れ方・期間の目安が異なります。
五十肩の症状は段階的に変化する特徴があります。初期は夜間の痛みやこわばりが目立つ時期があり、徐々に痛みが引いてくるものの、次に肩がとても硬い時期がきます。その後少しずつ動きが改善するという3段階の経過があります。
第1段階:急性期(炎症期・疼痛期)――「痛みが強い時期」
初期の段階は痛みが目立つため、炎症期、疼痛期、急性期などと呼ばれます。じっとしていても肩がズキズキ痛む、夜間になると痛みが強くなる、などの特徴があります。耐えがたい痛みのために睡眠不足になるなど、日常生活に支障をきたすため非常につらい時期です。
【期間の目安】個人差が大きいのですが、2〜9ヶ月続くことが一般的です。
この時期は、「動かしたら悪化するのでは」という不安を抱えながら過ごす方が多いですが、以前の記事でもお伝えした通り、急性期はまず安静を優先することが基本です。痛みの強さに個人差が大きいため、「他の人より長引いている」と焦る必要はありません。
第2段階:拘縮期(慢性期)――「肩が動かしづらくなる時期」
痛みは徐々に引いてきますが、肩の動きの制限が残ります。肩の硬さが主な症状となるため、拘縮期と呼ばれます。頭の上に腕を伸ばす、運転席から車の後部座席の荷物をとる、エプロンのひもをしめる、逆側の脇の下や肩の後ろ側を洗うことができない、など生活に支障がある状態です。痛みは完全になくなるわけではなく、肩の動きの限界まで動かすと痛みを感じます。
【期間の目安】拘縮期は4〜12ヶ月間続きます。
以前の記事でもお伝えした通り、この時期は「動かすこと」が重要になる時期です。痛みが落ち着いてきたからといって全く動かさないでいると、かえって肩関節を包んでいる膜が癒着してしまう可能性があります。無理のない範囲で、少しずつ可動域を広げていくことが、この時期の課題になります。
第3段階:回復期――「徐々に動かしやすくなる時期」
その後徐々に肩の動きが改善してきます。ある日急に改善するということはなく、長期間かけて徐々に回復します。
【期間の目安】早くても5ヶ月、長いと24ヶ月(2年)かかることもあります。
「ある日突然治る」というものではなく、日々の小さな変化の積み重ねによって、少しずつ元の可動域を取り戻していくというのが、この時期の特徴です。回復期に入ると、痛みはほとんどなくなります。しかし、肩関節の硬い状態は続きますので、回復期には積極的に肩を動かすことを続けることが大切だとされています。
全体を通しての期間の目安
このように段階を経ながら、全快するまでに半年程度から、重症の場合は1年ほどかかるとされています。国立病院機構の情報でも、急性期2〜9ヶ月・拘縮期4〜12ヶ月・回復期5〜24ヶ月という、それぞれの時期の幅が示されており、全体としては半年〜2年程度という、個人差の大きい経過をたどることがわかります。
「動かない肩は元に戻るの?」という疑問への答え
ここが、多くの患者様が最も知りたいポイントではないでしょうか。答えは「適切な対応をすれば、多くの場合、元に戻ることが期待できる」というものです。ただし、この「適切な対応」という条件が非常に重要です。
四十肩・五十肩は、一過性の炎症のため、自然に放っておいても治ると言われてきました。炎症が治れば、痛みは治まりますが、その時期に適した治療や運動療法を実施しないと、肩の健全な動きは元に戻らず肩が上がらない状態が残ってしまうことがあります。長期間放置することで、痛みが収まった後でも運動障害が残ることがあるのです。
つまり、「痛みがなくなったから治った」と考えて何もケアをしないでいると、痛みは引いても可動域だけが制限されたまま残ってしまうリスクがあるということです。一度硬くなった組織が再び動くようになるまでには数年かかってしまうこともあるため、放置せず、各時期に適したケアを続けることが、「元に戻る」ための重要な鍵になります。
自然治癒を待つことのリスク
自然治癒を待つ間は不便な生活を強いられてしまうことや、悪化してからの治療には時間がかかることを念頭に置き、治療方法を慎重に選択することが大切です。「そのうち治るだろう」と何もせず経過を見ることは、回復までの期間を長引かせたり、可動域の制限を残したりするリスクを伴う選択になり得ます。
なぜ「安静」と「運動」のバランスが難しいのか
以前の記事でもお伝えした通り、慢性期には「安静」と「運動」のバランスが非常に難しいため、専門の医師や理学療法士の指示のもとで行うことが推奨されています。時期によって正反対に近い対応が求められるからこそ、自己判断だけに頼らず、専門家の判断を仰ぎながら進めることが、「元に戻る」までの道のりをスムーズにするポイントだと考えられます。
骨盤・姿勢との関係
以前の記事でもお伝えした通り、猫背・巻き肩といった日常の姿勢の崩れは、肩関節周囲の組織への負担を助長する要因の一つと考えられます。骨盤という体の土台を整えることは、四十肩・五十肩の時期別治療そのものに代わるものではありませんが、回復後の再発予防、日常生活での肩への負担軽減という観点から、意味のあるサポートになり得ます。
四十肩・五十肩の経過チェックリスト
・自分が今どの時期(急性期・拘縮期・回復期)にいるか、医師に確認したか
・期間には個人差が大きいことを理解しているか
・痛みが引いても、可動域の回復には別のケアが必要なことを理解しているか
・「そのうち治るだろう」と放置せず、各時期に適したケアを行っているか
・安静と運動のバランスについて専門家に相談したか
つつじが岡整骨院のアプローチ
当院は四十肩・五十肩を診断・治療する施設ではありません。整形外科での診断・治療方針の決定を最優先とした上で、骨盤矯正・姿勢という観点から、回復後の再発予防をサポートいたします。
ボキボキする矯正は行いません。体への負担が少ないやさしい施術ですので安心してご相談ください。
まとめ:多くの場合改善しますが、適切な時期に適したケアを続けることが「元に戻る」ための鍵です
四十肩・五十肩は、急性期(2〜9ヶ月)・拘縮期(4〜12ヶ月)・回復期(5〜24ヶ月)という段階を経て、多くの場合改善していきます。ただし、痛みがなくなったからといって放置せず、各時期に適した対応を続けることが、可動域を元に戻すための重要な鍵になります。焦らず、専門家と相談しながら、ご自身のペースで経過と向き合っていきましょう。
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