膝が内側に入る「ニーイン」とは?股関節・お尻の筋力低下という原因を解説|仙台市宮城野区 つつじが岡整骨院
「スクワットをすると膝が内側に入ってしまう」「歩いていると膝が内向きになる癖がある」「ニーインという言葉を聞いたが自分に当てはまるのか不安」――こうした悩みをお持ちの仙台市内の方が非常に多くいらっしゃいます。
ニーインは、膝が内側に入るクセであり、痛みやケガの元になります。今回はつつじが岡整骨院が、ニーインとは何か、そしてその原因を股関節・お尻の筋力という視点から解説します。
ニーインとは何か
膝が内側に入る「ニーイン」は、スクワットやジャンプなどの動作の中で、膝がつま先よりも内側に入り込んでしまう状態を指します。このクセが繰り返されると、膝や股関節、腰に大きなストレスがかかり、ケガや慢性的な不調につながります。
ニーインは「膝そのものの弱さ」ではなく、全身の動きの連鎖の乱れから起こります。膝という一箇所だけの問題ではなく、股関節・お尻・足首といった周辺の部位すべてが関わる、複合的な現象であるという理解が重要です。
原因①:お尻の筋肉(大殿筋・中殿筋)の機能低下
スクワットでしゃがんでいくときには、股関節を支える「大殿筋」や「中殿筋」の機能が働くことで、殿部を軸にしゃがむことが出来ます。ですが、殿部の機能が低下すると、股関節が不安定になり、股関節を軸にしゃがむことが出来ずに代償動作で膝が内に入りやすくなります。
股関節やお尻の筋肉の弱さとして、中殿筋などの働きが弱いと、脚を安定させられず膝が内に入ります。以前の記事でもお伝えした通り、特に、中殿筋は「側方の安定性」を保ち、骨盤が落ち込まない為に必要な筋肉です。もし、中殿筋が弱くなっていると、片足立ちになったときに反対側の骨盤が落ち込んでいきます。この骨盤の不安定さが、膝を内側に引き込んでしまう一因になっていると考えられます。
原因②:股関節を外側に捻る筋肉の活動低下
お尻の筋肉には、身体の中でも1〜2番目に大きな面積とされる大殿筋をはじめ、中殿筋という筋肉が身体の表面近くについています。より中の方(深層)には、小殿筋や深層外旋六筋という筋肉もついています。
これらのお尻の筋肉(殿筋群)の内、大殿筋や中殿筋(後部線維)、深層外旋六筋などの筋肉は、足を外に捻る動きに大事な役割を果たします。足を外に捻る動きで活動すべき筋肉の活動が弱くなってしまうと、スクワットの動きの中で膝が内側に入りやすくなってしまいます。
原因③:足首・足部の柔軟性・安定性不足
足関節の柔軟性が不足していて関節の動きが悪くなることも、膝が内側に入りやすくなる一つの原因です。足関節の曲げる動きが悪くなってしまう原因としては、下腿三頭筋(ふくらはぎ)の筋肉が硬くなること、骨の動きの問題(距骨の滑り・転がりが悪くなっている)が多いです。
裸足で下腿の前傾を行い、足部の内側縦アーチが落ち込んでしまう方は、足部の不安定性により、ニーインが引き起こされている可能性があります。以前の記事でもお伝えした扁平足による足裏アーチの崩れが、膝の位置にも影響を及ぼす可能性があるということです。
原因④:間違った動作のクセ
間違った動作のクセとして、スクワットやジャンプを繰り返す中で「膝を正しく使う感覚」が身についていないことも大きな要因です。これは筋力の問題だけでなく、体の使い方そのものが習慣として定着してしまっているケースです。
トリプルフレクションという重要な考え方
スクワットの動きでは、股関節も足関節も「曲げる動き」が極めて重要な要素となってきます。下半身の3つの主要な関節(股関節・ひざ関節・足関節)を同時に曲げる動きをトリプルフレクションと言います。
このトリプルフレクションがうまく行えず、股関節や足関節の動きが不十分な状態で膝だけを曲げようとすると、膝関節に過剰な負担がかかり、代償動作としてニーインが起こりやすくなると考えられます。
骨盤の状態がニーインに与える影響
以前の記事でもお伝えした通り、骨盤が歪んで股関節まわりの筋肉バランスが崩れると、中殿筋・大殿筋・深層外旋六筋といったニーインの予防に重要な筋肉が正しく機能しにくくなります。
骨盤の傾き・左右差がある状態では、片側の股関節が不安定になりやすく、これがスクワットや歩行時の膝の内側への入り込みを助長する可能性があります。ニーインという膝の症状も、実は骨盤という体の土台の問題と深く関わっていると考えられます。
ニーインを放置するとどうなるか
このクセが繰り返されると、膝や股関節、腰に大きなストレスがかかり、ケガや慢性的な不調につながります。以前の記事でもお伝えした変形性膝関節症など、膝関節への慢性的な負担が蓄積することで、将来的な膝のトラブルにつながるリスクも考えられます。
ニーインセルフチェックリスト
- スクワットをするときに膝がつま先より内側に入る
- 片足立ちで反対側の骨盤が落ち込む感覚がある
- お尻の筋力低下を感じる
- 足首が硬い、扁平足傾向がある
- 骨盤の歪みや左右差が気になる
つつじが岡整骨院のアプローチ
ボキボキする矯正は行いません。 体への負担が少ないやさしい施術ですので安心してご来院ください。
骨盤矯正でニーインの根本原因となる骨盤の歪み・股関節の不安定さを整えます。次回は具体的な改善エクササイズについて解説します。
まとめ:ニーインは「膝だけの問題」ではなく体全体の連鎖です
膝が内側に入るニーインは、お尻の筋力低下・股関節の不安定さ・足首の硬さ・骨盤の歪みという複数の要因が絡み合って起こります。膝という一点だけを見るのではなく、体全体のつながりという視点を持つことが大切です。
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