話すのも億劫でだるい…東洋医学でいう「懶言」と気力の低下
「人と話すのもおっくうで、口数が減った」「気力がわかず、何をするのもだるい」。こうした状態を、東洋医学では「懶言(らんげん)」という言葉で表してきました。懶言とは、「言葉を発するのが億劫(おっくう)になる」こと、つまり話すのも面倒に感じるほど元気が出ない状態を指します。ここでは、懶言を東洋医学の視点からご紹介しながら、体の疲れとの関係や、意識したいことをお伝えします。
■ 懶言とは
懶言は、東洋医学で、体のエネルギーが不足して元気が出ない状態のサインの一つとされてきました。多くの場合、だるさ、息切れしやすさ、やる気の低下、声に力が入らないといった状態と一緒にあらわれるといわれています。「少気懶言(しょうきらんげん)」といって、「気力が少なく、話すのも億劫」というまとまりで語られることもあります。
■ 東洋医学での捉え方
東洋医学では、体を動かし、守り、整えるエネルギーを「気(き)」と呼びます。懶言は、この気が不足した「気虚(ききょ)」という状態と関わると考えられてきました。気が足りないと、体を動かす力だけでなく、話す・考えるといった活動にも力が出にくくなる、と捉えます。
気が不足しやすいのは、次のようなときといわれています。
・疲れがたまっている、働きすぎ
・睡眠不足が続いている
・病み上がりや体力が落ちているとき
・食事が十分にとれていないとき
・ストレスや気疲れが続いているとき
■ 体の疲れ・自律神経との関係
気力の低下やだるさは、体の疲れや自律神経の乱れとも関わります。休んでも疲れが取れない、生活リズムが乱れている、緊張が続いているといった状態が重なると、気力が出にくくなることがあります。こうしたときは、体を休め、生活を整えることが土台になります。
■ 大切にしていただきたいこと
気力が出ない、話すのもつらいという状態が続くときは、体の疲れだけでなく、心の不調が関わっていることもあります。気分の落ち込みが続く、何にも興味が持てない、眠れない・食べられないといった状態が続く場合は、ひとりで抱え込まず、医療機関(内科や心療内科など)や、信頼できる人に相談してください。また、強いだるさの背景に、貧血や甲状腺のはたらきの異常など、体の病気が隠れていることもあります。まずは医療機関で相談することが大切です。
■ 日常で意識したいこと
1. しっかり休む
気力が出ないときは、無理をせず休むことが回復の土台になります。
2. 睡眠を整える
毎日同じ時間に起きて眠り、睡眠を十分にとりましょう。
3. 食事をきちんととる
エネルギーのもととなる食事を、規則正しくとることが大切です。
4. 少しずつ体を動かす
調子がよいときに、軽く歩くなど無理のない範囲で体を動かすと、巡りが整いやすくなります。
5. がんばりすぎない
「元気を出さなければ」と自分を追い込みすぎないことも大切です。
■ つつじが岡整骨院・鍼灸院でのアプローチ
当院は、自律神経へのアプローチと鍼灸を大切にしています。医療機関で病気がないと確認できたうえで、疲れや気力の低下、自律神経の乱れと関わる不調に対しては、東洋医学の考え方に基づく鍼灸で、体の状態を整えるお手伝いができます。体の緊張を和らげ、リラックスしやすい状態へ導くとともに、休み方や生活面のアドバイスもお伝えします。「疲れが抜けない」「体の調子を整えたい」という方は、お気軽にご相談ください。効果の感じ方には個人差があります。
■ 早めに医療機関や相談先につないでいただきたいサイン
次のような場合は、疲れや気のせいと決めつけず、医療機関などに相談してください。
・気分の落ち込みが2週間以上続く、何事にも興味が持てない
・眠れない、または眠りすぎる状態が続く
・食欲が大きく変化した、体重が急に減った
・強いだるさや動悸、息切れが続く
・つらい気持ちが強く、消えてしまいたいと感じる
つらいときは、ひとりで抱え込まず、身近な人や専門の窓口に声をかけてください。
■ まとめ
懶言は、「話すのも億劫なほど元気が出ない」状態を表す東洋医学の言葉で、気(エネルギー)の不足や疲れ、自律神経の乱れと関わると考えられてきました。まずはしっかり休み、睡眠と食事を整えることが大切です。気力の低下が長く続くときや、心身のつらさが強いときは、医療機関や相談先につながってください。疲れや体の調子、自律神経の乱れが気になる方は、鍼灸・自律神経ケアを大切にする当院へ、お気軽にご相談ください。
つつじが岡整骨院・鍼灸院
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