「瘀血(おけつ)」とは?血の巡りの滞りと、東洋医学からのケア
肩こりや頭痛がなかなか取れない、手足が冷える、顔色がくすんで見える、生理痛が重い——。こうした不調の背景として、東洋医学では「瘀血(おけつ)」という考え方があります。「於血」「お血」とも書かれます。瘀血とは、体の中で血の巡りが滞った状態のことです。ここでは、瘀血とはどのようなものか、東洋医学の視点からわかりやすくご紹介します。
■ 瘀血(おけつ)とは
東洋医学では、体を巡って全身を養う「血(けつ)」が、スムーズに流れていることを健康の一つの目安と考えます。この血の巡りが滞り、よどんでしまった状態を「瘀血」と呼びます。血が巡りにくくなると、体のすみずみに栄養が行き届きにくくなり、さまざまな不調としてあらわれると捉えられています。
■ 瘀血で見られやすいとされるサイン
東洋医学では、瘀血の傾向があるとき、次のような状態が見られやすいといわれています。
・肩こりや頭痛が、同じ場所で続く
・手足の冷え
・顔色がくすむ、目の下のクマ
・唇や歯ぐきの色が暗い
・生理痛が重い、経血にかたまりが混じる
・体の一部に、刺すような痛みを感じる
これらはあくまで東洋医学的な捉え方で、当てはまるからといって病気というわけではありません。気になる症状がある場合は、医療機関で相談することが大切です。
■ 瘀血が起こりやすい要因
1. 冷え
体が冷えると血の巡りが滞りやすくなります。
2. 運動不足
体を動かさないと、巡りが悪くなりやすくなります。
3. 長時間の同じ姿勢
デスクワークなどで同じ姿勢が続くと、血の巡りが滞りがちになります。
4. ストレスや緊張
緊張が続くと、巡りに影響することがあります。
5. 食生活や生活習慣の乱れ
偏った食事、睡眠不足なども関わるとされます。
■ 血の巡りを整える生活の工夫
1. 体を温める
入浴でゆっくり温まり、首・肩・腰・足元を冷やさないようにしましょう。
2. こまめに体を動かす
長時間同じ姿勢を避け、ウォーキングやストレッチで巡りを促します。
3. 下半身を動かす
ふくらはぎは「第二の心臓」ともいわれ、動かすことで巡りを助けます。
4. バランスのよい食事
栄養の偏りを避け、温かい食事を意識しましょう。
5. 睡眠とリラックス
十分な睡眠と、緊張をゆるめる時間が、巡りを整える土台になります。
■ つつじが岡整骨院・鍼灸院でのアプローチ
当院は、鍼灸と自律神経へのアプローチを大切にしています。東洋医学でいう瘀血のような、血の巡りの滞りと関わる肩こり・冷え・だるさなどに対しては、鍼灸や負担の少ない手技で、筋肉の緊張をゆるめ、巡りが整いやすい状態へサポートすることができます。体を温め、こわばりを和らげ、リラックスしやすい状態へ導くとともに、生活面のアドバイスもお伝えします。巡りの悪さや冷え、肩こりが気になる方は、お気軽にご相談ください。効果の感じ方には個人差があります。
■ 早めに医療機関を受診していただきたいサイン
東洋医学の「瘀血」という捉え方とは別に、血管や血の流れに関わる病気が隠れている場合もあります。次のような場合は、すぐに医療機関を受診してください。
・片方の手足が急に腫れて痛む、色が変わる
・突然の激しい頭痛や胸の痛み、息苦しさ
・手足のまひやしびれ、ろれつが回らない
・経血の量が急に増えた、不正出血がある
・一部に強い痛みが続く、だんだん悪化する
これらは緊急の対応が必要な場合があります。
■ まとめ
瘀血(おけつ・於血)は、東洋医学でいう血の巡りが滞った状態で、肩こりや頭痛、冷え、くすみ、生理痛などと関わると考えられてきました。体を温め、こまめに動き、睡眠とリラックスを大切にすることが、巡りを整える助けになります。巡りの悪さや冷え、肩こりが気になる方は、鍼灸・自律神経ケアを大切にする当院へ、お気軽にご相談ください。なお、急な痛みや腫れ、しびれなどがある場合は、まず医療機関を受診してください。
つつじが岡整骨院・鍼灸院
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