「難聴」「感音性難聴」「伝音性難聴」って何が違うの?言葉の意味をやさしく整理して解説|仙台市宮城野区 つつじが岡整骨院

「難聴と言われたが、感音性とか伝音性とか、言葉が難しくてよくわからない」「自分がどちらのタイプなのか、意味がわからないまま説明を受けた」――こうした疑問をお持ちの仙台市内の方が非常に多くいらっしゃいます。今回はつつじが岡整骨院が、難聴に関するこれらの言葉の意味を、できるだけわかりやすく整理して解説します。

まず、この記事の位置づけについて

この記事は、難聴の診断・治療を目的としたものではありません。言葉の意味を正しく理解していただくための解説記事です。聞こえにくさを感じる場合は、自己判断せず、必ず耳鼻咽喉科で検査を受けてください。

「難聴」とは、そもそもどんな状態か

難聴とは、音が聞こえづらい状態のことを指す、一般的な言葉です。ひとことで「難聴」といっても、その原因や現れ方は様々です。そこで医学的には、難聴を、耳のどの部分に問題があるかによって、いくつかの種類に分けて考えます。

音が脳に届くまでの「道のり」をイメージしてみましょう

難聴の種類を理解するために、まず、音が私たちの脳に届くまでの道のりを、簡単にイメージしてみましょう。音は、まず耳の入り口(外耳)から入り、鼓膜を振動させます。その振動は、鼓膜の奥にある「中耳」という空間を通り、さらに奥にある「内耳」という場所に伝わります。内耳には、蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる、かたつむりのような形をした器官があり、ここで音の振動が、脳に伝わる電気的な信号に変換されます。最後に、その信号が神経を通って脳に届き、私たちは初めて「音が聞こえた」と感じるのです。

つまり、音は「外耳→中耳→内耳(蝸牛)→神経→脳」という道のりを通っており、この道のりのどこかに問題が起こると、聞こえにくさが生じます。難聴の種類は、この「どこに問題があるか」によって、大きく分けられているのです。

「伝音性難聴」とは:道の「入り口から中間」に問題があるタイプ

伝音難聴は、外耳や中耳になんらかの障害があることで起こります。音の通り道でいうと、比較的「入り口に近い部分」、つまり外耳や中耳に問題が生じているタイプです。

イメージとしては、水を送るパイプの途中が詰まってしまい、水の勢いが弱くなってしまう状態に近いかもしれません。音そのものを電気信号に変換する内耳の機能は保たれているけれど、そこにたどり着くまでの「音の通り道」が狭くなっている、あるいは塞がっているイメージです。

原因としては、耳垢が詰まっている、外耳道の炎症、急性中耳炎、鼓膜に穴が開いている(鼓膜穿孔)といったものが挙げられます。伝音性難聴の聞こえ方の特徴は、単に音が小さく聞こえるという点にあります。

伝音性難聴は、薬物投与などで改善することが多く、手術で改善することもあります。治療が難しい場合でも補聴器を装用することで適切な音を内耳に届けられれば、問題なく聞こえることも多いとされています。道の途中の詰まりを取り除いたり、音を大きくして送り込んだりすることで、聞こえが改善しやすいタイプだといえます。

「感音性難聴」とは:道の「奥、信号に変換する部分」に問題があるタイプ

感音難聴は、内耳、蝸牛神経、脳の障害によって起こります。先ほどの音の通り道でいうと、内耳(蝸牛)から、その先の神経・脳にかけての、いわば「奥の部分」に問題が生じているタイプです。

蝸牛の中には、音の振動を電気信号に変換する「有毛細胞」という、非常に小さな毛のような細胞が、1万5千本ほど生えているとされています。この有毛細胞が少なくなったり、元気がなくなったりすることで、物理的な振動を電気的な信号にうまく変換できなくなり、感音性難聴が起こると考えられています。

先ほどのパイプのたとえで言うと、これは「パイプの詰まり」ではなく、水を受け取ってセンサーで信号に変える「マイクや変換装置そのもの」の調子が悪くなっているイメージに近いかもしれません。ですから、単に音を大きくするだけでは、うまく解決しないことが多いのです。

感音性難聴の聞こえ方の特徴は、単に聞こえないというだけでなく、音の内容がわからなくなり、言葉が聞き取れないようになったりすることです。以前の記事でもお伝えした突発性難聴やメニエール病、加齢による難聴(加齢性難聴)は、この感音性難聴に含まれるとされています。

「混合性難聴」とは:2つのタイプが組み合わさった状態

混合性難聴は、伝音難聴と感音難聴が合わさったタイプです。外耳・中耳という「入り口から中間の部分」と、内耳という「奥の変換部分」の、両方に問題が生じている状態を指します。加齢による難聴は、多くの場合、この混合性難聴であることが多いとされています。

なぜ「どのタイプか」を知ることが大切なのか

伝音性難聴と感音性難聴では、原因も、そして対応の仕方も、大きく異なります。伝音性難聴は、感音性難聴と違い、大半は治療方法があるものが多いとされる一方、感音性難聴は、治療がより難しいことが多いとされています。「難聴」とひとことで片付けず、自分がどのタイプなのかを知ることが、今後の対応を考える上で、とても重要な意味を持っているのです。

どうすれば、自分のタイプがわかるのか

伝音難聴なのか、感音難聴なのかは、聴力検査により見分けることができます。ヘッドホンを用いた検査(気導検査)に加えて、音源を耳の後ろにあて、直接骨に音の振動を与える検査(骨導検査)を組み合わせることで、難聴の症状がどこの障害により起こっているかがわかるとされています。ご自身で判断することは難しいため、気になる聞こえにくさがある場合は、耳鼻咽喉科を受診し、検査を受けていただくことが大切です。

放置しないことの大切さ

難聴は認知症の発症に大きく関与しています。加齢性難聴は少しずつ進行していくため、まだ聞こえるからと放置してしまうことが少なくありません。聞こえにくさを感じたら、「年のせいだから」「そのうち慣れるだろう」と放置せず、早めに専門家に相談することが大切です。

つつじが岡整骨院のアプローチ

当院は難聴を診断・治療する施設ではありません。聞こえにくさが気になる場合は、まず耳鼻咽喉科にご相談いただくことをおすすめします。以前の記事でもお伝えした通り、耳鳴り・めまいと同様、耳に関する症状は、専門的な検査による正確な診断が何より大切です。

ボキボキする矯正は行いません。体への負担が少ないやさしい施術ですので、どうぞ安心してご相談ください。

まとめ:難聴には「どこに問題があるか」による違いがあります

難聴は、音の通り道である「外耳・中耳」に問題がある伝音性難聴、「内耳から神経・脳」にかけて問題がある感音性難聴、そしてその両方が合わさった混合性難聴に分けられます。それぞれ原因も対応も異なるため、聞こえにくさを感じたら、自己判断せず、耳鼻咽喉科で正確な検査を受けてください。

つつじが岡整骨院は榴ヶ岡駅から徒歩5分・夜21時まで受付しています。

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