正座のメリット・デメリットとは?体への影響と上手な付き合い方

日本の生活になじみ深い「正座」。法事や和室での食事、お茶やお花の席などで座る機会があります。「正座は体に良いの?悪いの?」と気になる方もいらっしゃると思います。正座には良い面もあれば、負担になる面もあります。ここでは、正座のメリットとデメリット、上手な付き合い方をわかりやすくご紹介します。

■ 正座のメリット
1. 骨盤が立ちやすく、背すじが伸びやすい
正座は、骨盤が立った状態になりやすく、自然と背すじが伸びた姿勢をとりやすい座り方です。猫背になりにくく、見た目にも整った姿勢になりやすいといわれています。
2. 左右のバランスが取りやすい
あぐらや横座りと違い、体の左右に差が出にくい座り方です。骨盤の左右の傾きが気になる方にとっては、バランスを意識しやすい姿勢ともいえます。
3. 気持ちが落ち着きやすい
正座は、背すじを伸ばし、呼吸を整えやすい姿勢です。気持ちを落ち着けたいときに向いているとされ、作法や所作の場面で用いられてきました。

■ 正座のデメリット
1. 足のしびれ
正座でよく知られるのが、足のしびれです。足を折りたたむことで、ふくらはぎや足の血の巡りが一時的に滞り、しびれが起こりやすくなります。
2. 膝への負担
正座は膝を深く曲げる姿勢のため、膝に負担がかかります。もともと膝に痛みがある方や、膝の状態が気になる方は、長時間の正座は控えたほうがよい場合があります。
3. 足首への負担
足の甲や足首を伸ばした状態が続くため、足首がかたい方には負担になることがあります。
4. 長時間は血の巡りが滞りやすい
長く正座を続けると、足の血の巡りが滞り、冷えやむくみ、だるさにつながることがあります。

■ 正座と上手に付き合うコツ
1. こまめに姿勢を変える
長時間同じ姿勢を続けず、ときどき足を崩したり、立ち上がったりして、血の巡りを促しましょう。
2. 正座椅子やクッションを使う
膝や足首の負担が気になるときは、正座用の小さな椅子やクッションを使うと、負担を和らげられます。
3. 立ち上がるときはゆっくり
しびれているときに急に立ち上がると、転倒の危険があります。足の感覚が戻るのを待ち、何かにつかまってゆっくり立ちましょう。
4. 前後に軽くストレッチ
正座の前後に、足首を回したり、ふくらはぎを伸ばしたりすると、負担を減らしやすくなります。

■ こんな方は無理をしないで
膝や足首に痛みがある方、関節の状態が気になる方は、無理に正座を続けないようにしましょう。正座がつらいときは、椅子を使う、足を崩せる席を選ぶなど、体に合わせた工夫が大切です。痛みを我慢して続けると、かえって膝や足首の負担が大きくなることがあります。

■ 整骨院・鍼灸院でできること
当院では、膝や足首、骨盤のバランス、姿勢や体の使い方を確認し、負担の少ない手技で筋肉の緊張をゆるめることを行っています。正座がつらい、膝や足首が気になるといった方には、日常での座り方や体の使い方についてもアドバイスいたします。ただし、病気の診断や治療はできないため、強い痛みや腫れがある場合は医療機関での相談をおすすめします。

■ 早めに医療機関を受診していただきたいサイン
次のような場合は、しびれや疲れと決めつけず、早めに医療機関を受診してください。
・膝や足首に強い痛み、腫れ、熱感がある
・正座をやめても足のしびれが続く
・膝が曲げ伸ばししにくい、引っかかる感じがある
・転倒してけがをした

■ まとめ
正座は、背すじが伸びやすく左右のバランスを取りやすい一方で、足のしびれや膝・足首への負担といったデメリットもあります。こまめに姿勢を変える、クッションを使う、前後にストレッチをするなどの工夫で、上手に付き合うことができます。膝や足首のつらさが気になる方は、お気軽にご相談ください。

つつじが岡整骨院・鍼灸院
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