側弯症とは?背骨が曲がる病気の種類・見つかるきっかけをわかりやすく解説
背骨は、体を支える大切な柱です。本来は横から見るとゆるやかなカーブを描き、正面から見るとまっすぐ伸びています。この背骨が横に曲がってしまう状態を「側弯症」といいます。
■ 側弯症とはどのような状態か
側弯症は、背骨が左右のどちらかに曲がる病気です。曲がりは一方向だけとは限らず、S字やC字のような形になることもあります。さらに、背骨は横に曲がるだけでなく、骨がねじれながら曲がることもあります。そのため、背中の片側が盛り上がって見えたり、肩の高さや腰の位置が左右で違って見えたりします。
ねじれを伴う場合は、体を前に倒したときに背中の片側だけがこぶのように出てくることがあります。これは見た目の変化として気づきやすいサインの一つです。
■ 側弯症の主な種類
1. 特発性側弯症(とくはつせいそくわんしょう)
はっきりした原因がわからないものです。側弯症の多くを占めており、特に成長期の子どもに見られやすいタイプです。女の子に多いといわれています。成長に合わせて曲がりが進むことがあるため、定期的に経過を見ることが大切です。
2. 先天性側弯症
生まれたときから背骨の形に変化がある場合です。おなかの中での背骨の成長の過程で、骨の形や数に違いが生じることが原因となります。
3. 神経や筋肉の病気による側弯症
脳性まひや筋肉の病気など、体を支える神経や筋肉の働きが弱くなることで起こるものです。
4. 加齢による側弯症
年齢を重ねて背骨や椎間板(背骨の間のクッション)がすり減り、曲がりが生じるものです。主に中高年の方に見られます。
■ 側弯症はどのようなきっかけで見つかるか
側弯症は、痛みがなく自覚しにくいことが少なくありません。そのため、次のようなきっかけで見つかることが多いです。
・学校の健康診断で、背骨の曲がりを指摘された
・肩の高さや腰の位置が左右で違うと、家族や周囲に言われた
・洋服や制服の肩や裾が、左右で合いにくくなった
・前かがみになったときに、背中の片側が盛り上がって見えた
・長く立っていたり座っていたりすると、背中や腰がつらくなった
■ 側弯症で注意したいこと
子どもの側弯症は、成長期に曲がりが進みやすいといわれています。早い段階で気づいて専門の医師に相談することで、経過を見守り、必要に応じた対応を考えることができます。
一方で、曲がりが軽い場合は、過度に心配する必要がないこともあります。大切なのは、自己判断で決めつけず、正しい診断を受けることです。
■ 整骨院・鍼灸院でできること
当院では、体の状態を見て姿勢や肩・腰のバランス、筋肉のこわばりを確認し、負担の少ない施術で体をゆるめることを行っています。ただし、側弯症の診断や曲がりを治すことはできません。背骨の状態を正確に確認するためには、整形外科でのレントゲン検査などが必要です。施術を受けていただく場合も、気になる症状があるときは、まず医療機関で相談されることをおすすめしています。
■ 早めに医療機関を受診していただきたいサイン
次のような場合は、早めに整形外科などの医療機関を受診してください。
・背骨の曲がりや、背中の盛り上がりに気づいた
・左右の肩や腰の高さの差が、以前より大きくなってきた
・痛みやしびれが続く、または強くなる
・歩き方がおかしい、足に力が入りにくい
・胸やお腹の苦しさや呼吸のしにくさがある
■ まとめ
側弯症は、背骨が横に曲がり、ねじれを伴うこともある状態です。種類によって原因や特徴が異なり、気づくきっかけも人それぞれです。見た目の変化や体の違和感に気づいたら、自己判断せず、専門の医師に相談することが大切です。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
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