骨盤が後ろに倒れる「骨盤後傾」と腰痛|猫背型の腰の痛み
腰痛には、腰が反りすぎる「反り腰」がよく知られていますが、実はその反対に、骨盤が後ろに倒れ込む「骨盤後傾(こつばんこうけい)」も、腰痛の原因になります。背中が丸まり、猫背になりやすいタイプです。ここでは、骨盤後傾と腰痛の関係、対策についてご紹介します。
■ 骨盤後傾とは
骨盤後傾とは、骨盤が後ろに倒れ、腰の自然なカーブ(反り)が失われて、腰から背中が丸まった状態のことです。反り腰が「骨盤が前に倒れる」のに対し、骨盤後傾は「骨盤が後ろに巻き込むように倒れる」状態です。椅子に浅く腰かけて背もたれに寄りかかる、ダラッとした座り方を続けると、この状態になりやすくなります。
■ 骨盤後傾で腰痛が起こる理由
1. 腰のクッション機能が働きにくい
腰の自然なカーブが失われると、背骨が衝撃を分散しにくくなり、腰に負担が集中しやすくなります。
2. 腰や背中の筋肉への負担
丸まった姿勢を支えるために、腰や背中の筋肉が引き伸ばされ、常に緊張した状態になります。
3. お腹・お尻の筋力低下
骨盤を立てて支える筋肉が弱いと、骨盤が後ろに倒れやすくなります。
4. 太ももの裏の硬さ
太ももの裏(ハムストリングス)が硬いと、骨盤が後ろに引っ張られやすくなります。
■ こんな方は骨盤後傾の傾向かも
・椅子に浅く座り、背もたれに寄りかかる癖がある
・立っているより座っているほうが腰が楽
・背中が丸まり、猫背だと言われる
・お尻が平たく見える
・長時間座っていると腰が痛くなる
これらはあくまで目安です。気になる場合は専門家に相談しましょう。
■ 骨盤後傾の腰痛対策
1. 骨盤を立てて座る
椅子に深く腰かけ、お尻の後ろの骨(坐骨)で座る意識を持ちます。骨盤を立て、背すじを軽く伸ばしましょう。長時間同じ姿勢を避け、こまめに座り直すことも大切です。
2. 太ももの裏を伸ばす
椅子に座り、片足を前に伸ばしてかかとを床につけ、上体をゆっくり前に倒して、太ももの裏を伸ばします。15〜20秒。骨盤が後ろに引っ張られるのを和らげます。
3. お腹・お尻を働かせる
ヒップリフト(仰向けでお尻を持ち上げる)や、骨盤を立てる運動で、骨盤を支える筋肉を働かせましょう。
4. 背骨を動かす
背中を丸める・反らすをゆっくり繰り返し、固まった背骨の動きを取り戻します。
5. 立ち上がって動く
長時間座ったままにせず、こまめに立ち上がって体を動かしましょう。
■ つつじが岡整骨院・鍼灸院でできること
当院は、ボキボキしない負担の少ない骨盤矯正を大切にしています。骨盤後傾に関わる骨盤の傾きや、お腹・お尻・太ももの裏の筋肉のバランス、姿勢、背骨の動きを確認し、やさしい手技で整えるサポートを行っています。座り方や姿勢の工夫、運動についてもお伝えします。ただし、強い痛みやしびれが続く場合は医療機関での相談をおすすめします。
■ 早めに医療機関を受診していただきたいサイン
・足のしびれや力の入りにくさを伴う
・安静にしていても強く痛む、夜も眠れない
・排尿や排便に違和感がある
・発熱を伴う
・転倒や事故の後に痛みが続く
■ まとめ
骨盤後傾は、骨盤が後ろに倒れて腰が丸まった状態で、反り腰とは反対のタイプの腰痛を招きます。骨盤を立てて座る、太ももの裏を伸ばす、お腹・お尻を働かせることが対策になります。座っていると腰が痛い、猫背が気になるという方は、お気軽にご相談ください。
つつじが岡整骨院・鍼灸院
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