巻き肩が頭痛や目の疲れを招く?肩と頭・目のつながりと対策

「肩が内側に入っている(巻き肩)だけでなく、最近は頭痛や目の疲れもつらい」。こうしたお悩みは、別々のことのようでいて、実はつながっていることがあります。巻き肩による首や肩の緊張が、頭痛や目の疲れ(眼精疲労)に影響することがあるのです。ここでは、巻き肩と頭痛・目の疲れの関係と、自宅でできる対策についてわかりやすくご紹介します。

■ 巻き肩とはどのような状態か
巻き肩とは、肩が本来の位置より前に入り込み、内側へ巻き込まれた状態のことです。デスクワークやスマートフォンのうつむき姿勢、胸の前側の筋肉の緊張などで起こりやすくなります。肩が前に入ると、首や肩、背中の筋肉が緊張した状態が続きます。

■ なぜ巻き肩が頭痛につながるのか
巻き肩では、頭が前に出た姿勢になりやすく、首の後ろの筋肉が重い頭を支えるために緊張し続けます。首や肩の筋肉の緊張が強くなると、その緊張が後頭部にまで広がり、頭が締めつけられるような重い頭痛として感じられることがあります。首や肩のこりに伴って起こる頭痛は、多くの方が経験するタイプといわれています。マッサージをしても頭痛と肩こりがすぐ戻る背景に、巻き肩の姿勢が関わっていることもあります。

■ なぜ巻き肩が目の疲れにつながるのか
首や肩の緊張は、目のまわりや後頭部の血の巡りにも影響することがあります。また、巻き肩の方は、画面を近くでのぞき込む姿勢になりやすく、目を酷使しやすい傾向があります。姿勢の崩れと目の使いすぎが重なることで、目の奥の重さや疲れ、かすみを感じやすくなることがあります。目の疲れと首・肩のこりは、互いに影響し合うことがあるのです。

■ 自宅でできる対策
1. 胸を開いて姿勢を整える
両手を体の後ろで軽く組み、肩甲骨を寄せながら胸をゆっくり開きます。巻き肩による前かがみ姿勢を和らげます。
2. 首・肩をゆるめる
肩を回す、首をゆっくり左右に倒すなど、無理のない範囲で動かして緊張を和らげましょう。
3. 目を休める
20分ほど画面を見たら、遠くを20秒以上眺めて目を休めます。蒸しタオルで目のまわりを温めるのも効果的です。
4. 画面の位置を整える
スマートフォンは目の高さに近づけ、パソコンのモニターは目線よりやや下にくるように調整します。
5. 温めて血の巡りを促す
入浴で首や肩を温めると、緊張がゆるみ、頭や目の重さが和らぎやすくなります。

■ 整骨院・鍼灸院でできること
当院では、巻き肩に関係しやすい胸・肩・首・背中の筋肉のバランスや姿勢を確認し、負担の少ない手技で緊張をゆるめ、肩が正しい位置を保ちやすい状態へ整えるサポートを行っています。首や肩の緊張を和らげることは、それに伴う頭の重さや目の疲れと向き合う助けになる場合があります。ただし、頭痛や目の病気の診断・治療はできないため、症状が強い場合は医療機関での相談をおすすめします。

■ 早めに医療機関を受診していただきたいサイン
次のような場合は、巻き肩や姿勢のせいと決めつけず、早めに医療機関を受診してください。
・突然の激しい頭痛や、これまでにない頭痛がある
・手足のまひやしびれ、ろれつが回らない、物が二重に見える
・急に視力が落ちた、見えにくい範囲がある、強い目の痛みがある
・発熱や吐き気を伴う
・頭痛や目の疲れが毎日続き、市販薬が手放せない

■ まとめ
巻き肩による首や肩の緊張は、頭痛や目の疲れ(眼精疲労)に影響することがあります。胸を開いて姿勢を整え、首・肩をゆるめ、目を休めることが、つらさを和らげる助けになります。症状が強いときや急な変化があるときは、まず医療機関を受診してください。肩こりや頭の重さ、目の疲れが気になる方は、お気軽にご相談ください。

つつじが岡整骨院・鍼灸院
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